<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 小壜少年[1] | main | 小壜少年[3] >>

小壜少年[2]

0




















    それは過去の思い出

    あの 夏になる前の 季節外れの嵐の後

    僕が君に出会ったのは まるで 大昔の童話のような

    それでいて 本当は 科学的な世界との一時の交わり



    あの日

    僕は愛犬のストーンと一緒に砂浜を散歩していた

    季節外れの嵐が過ぎ去って、久しぶりに天気のいい朝だった
    僕は靴の中に砂を入り込ませながら、波打ち際を歩く
    年寄りのストーンも久しぶりの外にはしゃぎながら
    僕の後をついてくる

    砂浜には見た事もない漂流物がポツリポツリと落ちている
    どこからきたのかわからない南国の実
    綺麗な硝子、そして不思議な木片、見た事もない異国のものたち
    僕はこの嵐の後のこの散策が好きだった
    僕はいつも何かを持ち帰り、コレクションにしていた

    あの頃の僕は子供特有の
    自分だけにしかわかならない「宝物」を集めるのが大好きだった

    そして 彼 を見つけた

    彼を見つけた時のことはよく憶えてる

    彼は 小さな小壜 に入っていたんだ。


    ambrosia-r * 小壜少年 * 06:21 * - * - * - -
    このページの先頭へ