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TransformSpirit:2[記念]

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    少しの間が流れた
    博士は少し考えた後、ハイルを見る。

    博士「やっぱり同族じゃないとだめなのか」
    ディ「わからない、実際人間とのハーフもいるし」
    博士「君は今までどちらかに変化した経験は?」
    ディ「…ないよ」
    博士「そっか…」
    ディ「…でもそれは仲間に会ってないからじゃない。
       他人を好きになったことがなかったわけじゃない。
       仲間には会った事もあるし好きになったこともある。
       
       だけど、

       僕は認めなかったんだ」


    博士「何を?」
    ディ「

       ”変化”を。
     
       男とか、女とか、そういうモノになるのが嫌なんだ、それだけ。
       一度変化しそうになったとき、逃げたんだ、気持ち悪くなって。
       僕が相手によって変わる、そんなの嫌だった。
       これは僕のポリシー、だから僕は変化しないし、子供も生まない。
       君達にはなんにもあげないよ。
       もちろん僕の、僕だけの子も作らせないからね。」
    博士「そうなんだ…なんか…僕としてはうらやましいけどな
       誰とでも恋人同士になれて、そして子供が産める」
    ディ「嫌だよ」
    博士「相手の事が好きだったら、相手と一つになるための体の変化は
       嬉しいものだと思うけどね」
    ディ「…僕は僕のままでいたいんだ」
    博士「キミの一人称は"僕"性別のないキミが、僕というのはなぜ?
       それは君が基本、男性性ってことじゃないの?」
    ディ「僕は父に育てられた、父は自分を僕と言った、だから僕は僕という」
    博士「お父さんは?」
    ディ「死んだ、だから僕は一人だった。母は知らない。」

    博士「、」


    博士「何度でも変われるんだろ?相手が変わればどちらにでも」
    ディ「バカにすんな」
    博士「どのくらいの変化がおこるんだ?その、すごく、変わるわけ?」
    ディ「…基本的に顔や背丈は変化しない、でも性別ができることで骨骼や、
       精神的変化が起こるんだ…。

       最悪だ、性別になんて縛られたくなんてない」
    博士「でも相手を思う気持ちには変化はない、そうだろ?」
    ディ「でも男の"感情"と女の"感情"に支配される…僕が僕でなくなる。
       "博士"なら、わかるだろ?」
    博士「どうかな。
       
       君がどちらに変化しても、君は君だと思うけど。
       どんな感情に襲われてもそれを判断するのは
       君自身じゃないのかな。」
    ディ「そんなにうまくいくわけがない。僕はコントロールできない
       今まで経験した事のない感情に苦しんでいる仲間を
       僕は見てきた。」
    博士「

       そうか
       

       君たちは基盤がないってことなのかな。
       それは、恋、や愛の感情、じゃないのかな?
       たぶん、君たちは、体を変化させる程影響がででしまう
     
       そして君は未知のその感情を恐れてる。

       もしかして、前回は相手の事、
       そんなに好きじゃなかったんじゃない?」
    ディ「!」


    博士「君達は奇麗だよね。
       それはやっぱりどちらにも変化できるからかな?
       前回はどちらに…?…女性?男性?」
    ディ「わからない…でも、たぶん、"女"…


       …好き?こういう顔」
    博士「僕?僕は外見にこだわらないほうだから
       でも君に告白されたら誰も断らないんじゃないかな」
    ディ「…博士だって、男にしちゃいい顔してるじゃん」
    博士「ふ ありがとう、でも僕はできそこないだからね」
    ディ「?」

    スノウ「博士、所長がお呼びです」
    博士「今行く、今日は君と話せた、記念日だ。じゃぁまた」

    ディ「!」


    続く---------------------------------------------
    ambrosia-r * TransformSpirit * 17:49 * - * - * - -
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